冷えとり靴下冷えとりソックス

ママが元気でなくっちゃね!

ママと冷えとり靴下の話

「冷えとり健康法」という言葉をご存知でしょうか。
愛知県の進藤義晴医師が提唱した健康法で、2010年頃からこころとからだの健康を
ホリスティックな観点から探ろうとする女性たちを中心に、ジワジワと広まりました。
冷えとり健康法(以下、冷えとり)の基本は、天然素材(絹と綿、絹とウールなど)の靴下を重ねること。
湯たんぽや半身浴で下半身を温めること。食べ過ぎないこと。

これらを実践することにより人間が本来持つ自然治癒力が高まり、からだの毒素を排出し、
慢性的な体調不良からアレルギー、皮膚病や生理痛、不妊症などさまざまな症状が改善されるとされています。
最近では「冷えとりファッション」という言葉が生まれ、靴下やレギンスの重ねばきをおしゃれに楽しみながら冷えとりをしている人も増えました。
みなさんビルケンシュトックやトリッペンなど、冷えとりと相性がよいシューズを上手に取り入れています。

子どもの体調には敏感なのに、自分のからだのこととなると後回し…。
そんなママは少なくないようです。
でも、ちょっと待って!
ママが健やかでなければ、子どものいのちは守れません。
そこで、同じママとして私たちは、みなさんに冷えとりをおすすめします!
日常生活の中で実践できるから、忙しいママにもピッタリ。
最近はおしゃれな冷えとり靴下がたくさん出ているので、ファッション感覚で楽しめます。

ママが元気なら、子どもも元気。
ママが笑顔なら、家族も笑顔。
大切な子どもたちのために、まずは自分のからだと向き合うことから始めてみませんか。

 

◆冷えとりの4つの基本

靴下の重ねばき
靴下の重ねばき
はじめに絹の五本指靴下、次に綿またはウールの五本指、絹の先丸靴下、綿またはウールの先丸を重ねばきします。最低4足、体調が悪いときはそれ以上重ねても。サイズの大きい靴を用意すると便利!
下半身を温める
下半身を温める
湯たんぽやブランケットで下半身を温めるのも効果的です。オフィスで靴下の重ねばきをできない場合などにもおすすめ。じんわりしみ入る湯たんぽの温かさはクセになります。
食べ過ぎない
食べ過ぎない
腹八分目をよく噛んで食べる。これがからだを冷やさず万病を防ぐ食べ方です。人工的に精製したものや砂糖がたっぷりと入った食品など、からだを冷やす食べ物にも注意しましょう。
半身浴
半身浴
37~38℃のぬるめのお湯にみぞおちから下、腕は外に出し、最低でも20分〜30分浸かります。からだの芯まで温まり、汗がじんわり出てきます。子育て中の忙しいママは、朝時間を有効に使って!!

◆冷えとり靴下について

冷えとり靴下

「4枚も履くなんて…」「蒸れそう」「おしゃれができない!」
靴下の重ねばきを始める前は、誰もが思うことでしょう。
また、履き始めてしばらくの間は脱ぎたい衝動に駆られたという声もよく聞きます。
ところが1週間、2週間…靴下の重ねばきを続けるうちに、少しずつ慣れていきます。
そして、履いている状態が心地よくなってきます。
履いていないとちょっと心もとなくなるような、そんな存在になってきます。

個人差はありますが、瞑眩(めんげん)と呼ばれる好転反応が出てきたり、からだが変わってきたことや心がどっしりとしてきたことを感じたり。
こうしたことから冷えとり靴下の効果を実感する人が多いようです
さらに毒出しが進むと、靴下が破れるようになってきます。
子宮や卵巣など婦人科系は小指やかかと、薬指は肝臓など、破れる位置によって内臓のどの部分の毒出しかがわかります。
これも個人差があり、はき始めてすぐに破れる人もいれば、なかなか破れない人もいるそう。
毒出しの力が出てくると靴下が破れ始め、かさね履きを続けることによってからだの毒が減ってくると破れにくくなるということです。
破れると効果が感じられてうれしいものですが、そこにとらわれず、
絹の靴下がからだの毒を吸い取って外に出しているところをイメージしながら続けてみましょう。

※ 冷えとり健康法関連の本が多数出ています。ぜひ1冊、自分に合った冷えとりの書を見つけてみてください。
Neem Treeおすすめは『これが本当の「冷えとり」の手引書』(進藤義晴・進藤幸恵著/PHP研究所)と
『冷えとりガールのスタイルブック』(主婦と生活社)。
また、『冷えとり靴下のブランドmeri ja kuuの冷えとりBOOK』(徳間書店)は、オリジナルカバー入りの湯たんぽ付きです!

◆冷えとり体験談

冷えとり歴1年6ヶ月/Neem Tree羽田朋美

原発事故の恐怖がきっかけだった

周囲に冷えとり健康法をしている友人が何人かいて、以前からその効果については聞いていました。
それでもやっぱり「サンダルやパンプスを履きたいし」「素足が気持ちいいし」「4枚も履くなんて暑そうだし」と、
実際に試すことは先送りにしていた私。転機は2011年12月に訪れました。原発事故から9ヶ月。当時の私は、
放射性物質の恐怖に怯える日々を過ごしていました。その後の情報収集と冷えとり生活、さらに専門家のお話を
伺う機会を経て、現在はどう向き合っていくか自分なりの指標を持ちましたが、当時は不安に打ちひしがれる日々。汚されてしまった空気、水、大地。食のこと。子どもたちの未来。
そして、故郷を失ってしまった人たちのことを思うと、怒りと悲しみでいっぱいになりました。

本来なら楽しいはずの1歳児との生活も、心から喜びを感じられずに過ごしていたのはこのためです。その中で、
「この現状を打破し、生活を建て直さなければ」と思ったことが、冷えとりを始めることにつながりました。
たまたま入ったお店で見つけた冷えとり靴下の4足セット。足の裏に「1」「2」「3」「4」と履く順番のスタンプが
押されていて、4足目に履くカバーソックスの配色がおしゃれ。パッケージに記された物語にも引かれて手にした
その冷えとり靴下こそ、「meri ja kuu(メリヤクー)」との出合いでした。
のちに当時編集していたママ雑誌『Neem』で取材させていただいたり、ムック本を作らせていただいたりと、
ありがたいことに「meri ja kuu(メリヤクー)」とは強いつながりが生まれます。

両腕にできたアトピーのような湿疹

はじめの頃は1日中履いていられずに途中で脱いでしまうこともしばしば。
特に就寝時は、慣れるのに時間がかかりました。
それでも続けられたのは、、履いた瞬間の絹の気持ちよさに加え、
履いているときに何とも言えない安心感を持ち始めたからです。
また、当時繰り返し読んだ冷えとり開発者の進藤医師の著書や『冷えとりガールのスタイルブック』も、大きな励み
になりました。

靴下の重ねばきと半身浴を続けて2ヶ月くらい経ったある日のこと。両腕の付け根から関節付近まで、
アトピーがひどくなったような湿疹ができました。これが瞑眩というものかと最初はうれしくなりましたが、かゆいし
見た目はひどいしで、だんだん気持ちが塞いできました。しかしながら、冷えとりでは咳でも湿疹でも出るものはとこ
とん出すのが基本。決して薬で抑えたりせず、大事な毒出しの機会だと思って出し切るのが大事です。そこで、毒が出
やすいとされている入浴時にガーゼでこするようにしながら掻きたいだけ掻きました。一時的に掻いた部分がボコッと
隆起したり、血がにじんだり…。幸い2月頃だったので、患部は長袖で隠すことができましたが、今年の夏は半袖を着
られないなあとも思っていました。腕の湿疹は2ヶ月ほど続いたでしょうか。
その後、跡形もなく消えてしまったのです。昨晩まであったのに朝起きたらすっかり…まさにそんな治り方でした。

これですべての毒を出し切ったとは思いませんでしたが、心もからだも、何だかとても軽くなったことは覚えています。
原発事故以来、溜めに溜め込んだ恐怖、怒り、悲しみ…
そういった負の感情までもがお湯の中に溶け出ていった、そんなイメージです。

人間らしい生活を取り戻した日々

それから毎日、春も夏も秋も、再び巡って来た冬も、靴下の重ねばきを続けました。生理中などからだの
冷えがひどいときや疲れているときは、半身浴も行いました。この1年半の冷えとり生活の中で、絹の靴
下が何枚も破れました。気づけば、周りに冷えとりをする人たちが増えました。その中のひとりである夫
は、私よりも熱心に靴下の重ねばきをした結果、自然に体重が減り、長年続けているラグビーでアキレス
腱を傷めたり肉ばなれしたりするなどの怪我をしにくくなりました。血の巡りがよくなったことが良かっ
たのではないかと思っています。私自身の変化は、というと…。からだについては、寒さを感じなくなり
ました。その結果、真冬にダウンやオーバーコートの類いを一切着なくなり、この冬もニットのポンチョ
1枚羽織れば快適でした。肌のくすみと歯茎の黒ずみが取れました。食べ過ぎるとお腹をくだすようにな
りました。これは、余分なものを排出する力がつき、自然なからだの状態に近づいた結果だと思っていま
す。早起きが苦ではなくなりました。疲れにくくなりました。

こころについては、とにかく気持ちが安定しました。イライラがなくなりました。
放射能のことについては、すぐにその恐怖から抜け出すことはできなくても、
実際に原発事故が起こってしまったという事実を受け止め、
その中でどう生きていくのかということを考えられるようになったのは大きかったです。
そして、最も大きな変化は、「楽しい」という感情を取り戻せたことです。
心から笑い、喜び、生きている意味を実感できるような、
人間らしい生活を再び送れるようになったことは、本当にありがたかったです。

恐怖、怒り、悲しみ。これらの感情は、人びとからたくさんのものを奪います。
こうした感情から解放されたとき、私たちは本当の意味で人間らしい生活を送れるようになるのだと強く
感じました。冷えとりによってからだの冷えだけでなく心の冷えも取り除かれ、
本来あるべき人の姿に向かっていけたら、こんなに素敵なことはないなあと思っています。