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イヤイヤ期〜保育園退園
真っ向から向き合ったら見えてきたこと

nonchan—いろいろ聞きたいことがいっぱいなんですけど、まず子育てから。花種ちゃん(愛称:種ちゃん)、今日はこんなににこやかで、とても壮絶なイヤイヤ期があったようには見えないのですが、やっぱりイヤイヤ期のお話はお聞ききしたいです。当時どんな気持ちだったとか、どうやって乗り越えたかなど、お聞かせください。
イヤイヤ期は本当にすごすぎて…。当時は保育園に通っていて、ちょうどクラスが変わった2013年の春頃がピークでした。もう、会っている時間のほとんどが泣いているか怒っているかという状態になっちゃって。種ちゃんが朝起きてくるのも怖かったし、保育園にお迎えに行くのも怖くなっちゃって。もともとちっちゃい時から敏感で意思の強い子だなーって思っていたのが、もう本当に爆発した感じになってしまったんです。夜泣きもすごくて、毎晩夜中2時と4時に絶対起きて泣き叫ぶ。悪魔が乗りうつったように泣き叫ぶ(笑)。「ヤダヤダ」もすごくて、保育園に迎えに行って会った瞬間から「もうヤダー!」みたいな感じだったから。さらに靴をママが先に取っちゃったからヤダとか、階段をママが先に昇ったからヤダとか、本当に「イヤ」の理由があるのではなくって、ただ「ヤダ!」って言いたくて後から理由をつけてる感じで。何をしてもダメ、みたいな。それが一ヶ月くらい続きました。

でも私も仕事とは言え、自分のやりたいことをやっているっていう意識がすごくあったから、なんかこう、自分のやりたいことのために娘を犠牲にしているような気もしちゃってて。それで自分に自信が持ちきれなくて、暴れる種ちゃんに対しても何も言えない部分がすごくあって、腫れ物に触るように接していました。こうしたらイヤイヤスイッチが入らないんじゃないかってことばっかり気にするようになってしまって怒ることもできないし。娘にとってもこの状態が辛いし。自分を責めながら、「どうしたらいいんだろう」って途方に暮れていたというのが正直なところでした。

—その間、誰かに相談したことは?
色んな人にしていました。保育園の先生にもしたし、旦那さんにもしたし。旦那さんは「種ちゃんはいろんなことが気になる敏感で繊細な子だから、種ちゃんに合ったケアをしてあげないとね」って言っていました。一方で、「なんでこんな状態になっちゃうの?」っていうことを私に問いかけてくるような部分もありましたね。彼も、私の状態がちょっと不満だったんだと思います。多分、仕事と子育てのバランスというか、種ちゃんとの関わり合い方に不満があったと思うんですけど。
子どもとの関わり合いでいうと、ママ友のなかでもヒロちゃん(hirondelleのかえりやまひろこさん)の子育てというか、娘のアルちゃんとの関わり方がすごいなーって思ってて。だからヒロちゃんにはいつも切羽詰まった感じで相談してたんです。「アル(ひろこさんのお嬢さん)の場合は2、3ヶ月続いたよー。そういうときは何をしてもそうだったよー」とか、気持ちを楽にしてくれることをたくさん言ってくれて。でもやっぱり、自分の中で「こういう時期だから仕方ないんだ」って割り切ればいいってことじゃないなっていうこともすごく感じていました。
種ちゃんのイヤイヤ期真っ只中の頃は、ちょうどnontableの活動を始めて数ヶ月経った頃でした。子どものことがきっかけで始めた活動だったのに、その活動をすることが娘に対して負い目になっている矛盾にも気づいていたし、保育園でちょっとしたトラブルもあったりして。このまま保育園に通わせるか、それとも違う方法を選択するか、決断を迫られている気がどんどんしてきたんです。自分が変わるときなのかなーって。さらに、変わるポイントっていうのは、自分で気づければいくらでもあるんだなーって思いました。
それまでは、実際に保育園へ行ってくれているほうが圧倒的に動きやすいし、音楽のほうもあるから、活動のためにはしょうがないんだって思うようにしていました。その分子どもとは、帰って来てから1日の残された時間に集中して向き合うってこともできるしって。でも、少しずつ自分の中で、本当かなー?って問いが生まれてきた時点で、ああ、もう違うんだなーってすごく感じ出した一ヶ月で…。

—イヤイヤ期は、もしかしたら種ちゃんからのサインでもあり、自分自身に対するサインでもあったっていうことなのかも。
そうそう。PoPoyansでも、cheruさんといつも「ピンチがチャンス」って言っていて。追い込まれたときはつらいんだけど、絶対些細なことでもおっきなことでも、そういうときっていうのは転換するきっかけだから。それで「じゃあ、保育園辞めるんだ」って思ったら、すごく楽になれて。ちゃんと自分の中で負い目なく向き合えたら、いかに種ちゃんのイヤイヤがすごかろうと、本気でぶつかっていける!って思ったんです。やっぱり「ごめんね」って気持ちだったり、「私のせいなのかしら」って思うとぶつかれないけれど、保育園を辞めるからには、思う存分ぶつかってみようって。

—真っ向からね。
そう、真っ向から。

—すご〜い!! その視点の転換が!
そこにいたるまではやっぱりウジウジ悩んでいたんですけど。その過程では、旦那さんとも衝突というかわだかまりみたいなものができてしまったこともあったし。

—保育園を退園してからの生活はどうですか。
まず、一ヶ月で変化がありました。種も私もすっごく落ち着きました。一日一緒にいるので、彼女に起こることを私が全部わかってあげられることも大きいです。やっぱり日中保育園で何か嫌なことや我慢したことがあったときにそれを知らないと、同調してあげることもできないし、そもそも泣いている理由がわからなければ、どう働きかけていいかもわからない。話をするにしても、彼女はまだそこまでの言葉で答えられないし。一日一緒にいるようになってからは、ヤダ!ってことがあったときに、「これがヤダったよねー、今こうだったよねー」って言葉で言ってあげられるので、おそらく種ちゃんも「ママがわかってくれた!」って、気が楽になるんだと思います。今こんなに長い時間一緒にいて初めて、子育てってこんなにも面白いことがたくさんあるんだって、すごくハッとさせられます。今しかない言葉とか行動とか、本当にたくさんあって、忘れないように書いておかなきゃって思うくらい。