myママライフ01 フォトグラファー 中川正子さん

人生の基本姿勢は全速力で走り、
最大限向き合うこと

束の間の団欒を楽しんだ、夏祭りの 貴重な1カット

束の間の団欒を楽しんだ、夏祭りの
貴重な1カット

—そのスピード感の中で、サイちゃんとしっかり向き合えているのがすごいなあって。

ちゃんと向き合っているかなー。ほかの人と比べられないからわからないけど。
でも、向き合うしかないもんね(笑)。
ただ、向き合うということに関しても、ひとつひとつ計画してやってきたことではなくて。
必死にもう、その場その場で一番ベストだっていうやり方でやってきた感じかなあ。
それと、とにかく過剰なくらい最大限の力でやっておけば、絶対後悔の余地はないというかね。
あのときもうちょっと出し切っておけば…ってあとで思うほどバカバカしいことってないでしょ。
子育てとは関係ないけど、家から電車の駅まで走って5分だったとするじゃない。
30分発の電車だったら25分に出ればいいんだけど、そういうこと考えると絶対に遅刻するほうだから、
とにかく時間は考えずに、家出たら時間がある日であろうとない日であろうと、超全速力で走るの。
私昔陸上部で走るのが好きだし、とにかく走っておくの。
で、ぜいぜい息切れるくらい走っておけば、
「あのとき手を抜いて走らなければよかった」って思わないですむでしょ。
走り過ぎたなってときもあるし、たまにここまで走らなくても…って思うけど(笑)
私自身の、基本的な姿勢がそうなんだよね。調整が上手な人から見たらもっと楽にやればいいのにとか、
手を抜くとこ抜けばいいのにって思われるかもしれないけれど、
自分が何かと向き合うっていうことにおいては、とことんやり切りたい。

—今、正子さんの話を聞いていて思い出したのが、私の大好きだった祖父が末期がんになってホスピスに入ったときに
主治医の先生から言われた言葉。「絶対に後悔しないように、この2週間なのか3週間なのか残りの余生はわからないけれど、
その中で、精一杯話をしたりコミュニケーションを取ったりしてください。
一緒にいてあげてください。ベッドに一緒に寝たっていいですよ」と。そのことをすごく言ってくれて。
その通りにして過ごしたら、私自身もすごく癒されたんですよね。おじいちゃんが亡くなった後に、ものすごい癒しになったんです。
あれほど密で濃い時間を過ごせたんだから…と満足できて。
だから子育てにおいてもそうだし、長い人生の中でも“これでもか”ってくらいにやり切るのって、すごくいいことだと思う。
精一杯向き合うことで、自分自身も「やり遂げた」って満たされますからね。

本当だねー。あまり言い過ぎちゃうと理想っぽくなっちゃうけど、基本はそうありたいと思ってる。
私ね、子育てと自分の人生とをそんなに分けて考えてなくって。
サイの誕生日に「これからも子育て楽しもうね」って言ってくれた友達がいて。
そのときに、「あっ、子育てと思ってやってなかったな」って感じたの。
子育てを楽しむのも仕事を楽しむのもG-DRAGONのライブ行って楽しむのも(笑)、全部が同じというか、全部が混ぜこぜ。
ブロックできっちり分かれているのではなくて、マーブルくらいに混ざっている感じ。
だから「子育て楽しもうね」っていうのがすごく新鮮なフレーズだったの。
で、楽しめてるかなーって思ったときに、人生を精一杯楽しんでいるつもりだから、
じゃあ、子育ても楽しんでるかなーって自分で振り返ったくらい、あんまり分けて考えてないかなあ。