myママライフ02 PoPoyans,nontable,nontable HOME主宰 nonちゃん

原発事故を経て、自らの変革の
必要性を感じるように

DSC_0019—普通の大人の人間関係もそうだけど、人って、それやって支えあってやっていくものですものね。子育てのヒントをすごくいっぱい聞けて嬉しい!ありがとうございます。続いて、nontable のお話を聞きたいと思っていて。まず、食のことに関心を持ち始めたきっかけを教えてください。やはり原発事故でしょうか。
食のことや環境のことにはもともと関心がありました。旦那さんと一緒に住み始めた6年前くらい前から、遺伝子組み換えや農薬に気を使っている宅配を利用していました。その後子どもが生まれて原発事故があって…。やっぱり、それが一番大きなきっかけになりましたね。

—6年前からオーガニックのお野菜などを食べていたんですね。
完全にっていうわけではないんですけど。すごく中途半端な知識で、何となくそういうのがいいだろうって。だから原発も、何となくよくないっていうのは思っていたし。環境問題にちょっと興味のある人の多くがそうだったように、何となくイヤなんだけど、現実的に生活すべてに注意を払うことはできないから、思いと反することはしてしまうけれど、一応、エコ興味あります、エコ大事だよねー!っていう中途半端な位置でずっと生きてきましたね。だから、原発事故があったときに、自分のせいだとも思いました。原発はよくないって思っていたくせに何もしてこなかったし、そこに頼って生きてきたからこういうふうになってしまったんだって。食に関しては、事故直後から意識を共有できる友達とかの間では情報交換したり、自分なりに調べて気をつけたりしてきましたが、最終的に、nontableを始めようと思ったきっかけは、やっぱり選挙。一昨年(2012年)の衆議院選挙です。

—あの衆院選で、どんなことを思いましたか。
選挙の前に、「3度目」は絶対にないって思っていたんです。まず「1度目」というのは、原発事故直後。原発事故があって、変わらなきゃ、変わろうって思ったけれど、変わりきれていない自分がいました。「2度目」は選挙の後。自分も含めて世の中はまた変わらなかったと絶望しました。だからここで自分が本当に変わらなきゃってすごく思ったんです。いろんなことに目をつぶってそのまま来てしまったことから根本的に変わりたいって思ったし、変わりたいっていうことをもっと声に出していきたいって強く思いました。その気持ちが、nontableの活動に繋がりました。

—すごく勇気がいることですよね。
私、原発事故直後のように、選挙の前が本当に怖くて。福島のこととか、原発のことはどうなるのかしらって思っている間に、選挙本番になっちゃって。すっごく大事な選挙だと思うのに、世の中の空気は何だかぬるくて。これでこのままいってしまったら、何も変わらずにただただ飲み込まれていくかも…と思ったら本当に怖くて。声に出す勇気よりも、そっちのほうがずっと怖くて。その孤独な恐怖をひとり抱えていることのほうがよっぽど怖いことだったから。でも、声に出してみたら「そう思う!」って言ってくださる方といっぱい出合えたから。声に出すって大事だなーって。

—「変わらなきゃ!」という一心でnontable をスタートさせて、在来種の話などもご自分で学んで…。
本当に自分が変わるためには、一人で変わろうと思っても変わりきれないって思ったんですよ。どうしたら忘れずに長くこの気持ちを持ち続けられるかって思ったら、声に出すしかないし、私が会いたいって思ったり、この人は素晴らしいって思う人に会ったりしたら、もう自分を保つしかなくなるなって思って。そこから得た情報を発信することで、私と同じように変わりたいのに変われないって思っている人が、ちょっと流されちゃいそうなときに「違う、違うそっちじゃない」って思ってくれたらいいなという気持ちから始めました。さらに同じように感じている人たちと場や思いをシェアしてどんどん繋がっていきたいという気持ちでポットラックを企画しました。そうやって動き出したら、もうどんどん出合えていったんですよね、いろんな人と。種の話も、自分ですっごく勉強したっていうわけではなくて、そうやって広がった輪の中で、お話を伺う機会に恵まれました。「古来種」「在来種」って言葉も何となく知っていた程度だったんですね。でも、原発や食の安全について考えていくと、種の問題や遺伝子組み換え、そして農薬なんかも原発と同じような構造していて、共通しているということがわかったんです。そういう話をどんどん聞くようになっていって、そういった活動をしている方にも自然と出合えていきました。nontableで最初にインタビューさせていただいた、在来種の種を守る活動をされているwarmerwarmerの高橋さんのお名前もいろんなところでちょこちょこ聞いていて。そうしたら私が出店したイベントで高橋さんも出店されていたのでお話したら、nontableのブログを読んでくださっていたんです。で、お話聞きたいですって言ったら、ぜひっておっしゃってくれて。今まで世の中のことや自分の考えを話せる人は本当にわずかだったのが、自分が名乗りを上げて「この指とまれー!」ってしたら、そこにとまってくれた人たちと繋がり、さらにその人たちを介してどんどん新しい出合いに繋がっていって。みんな真剣に全力で良い方向に変わろうとしている人たちだから、すごく刺激になるし、もう本当に後戻りはできないです。